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周りに心配をかけたくないという気持ちから、伝えていないことはありませんか?

これから起こりうる相続への認識が、親と子どもで全く違う気持ちになっていることがあります。
今回はそのことに改めて気付いたことをお話します。

先日、私が家族と近所の商店街を歩いていた時のことです。
目の前を歩いていた70代くらいの男性が、
突然前触れもなくフラフラッと崩れ落ちるように倒れてしまいました。
周りに歩いていた人たちが一斉に駆け寄って、
ケガの確認をしたり、救急車の手配をしたりと、休日の穏やかな景色が一変しました。
その時のやり取りで印象に残ったことがあります。
倒れてしまった男性が、周りの人たちに対して
「大丈夫です!大丈夫です!」と気丈に振る舞おうとしていたことです。
出血もするほどのケガをされていたので、周りからすれば大丈夫なはずがないのですが、
それでもその男性がむしろ周りを説得するように、「心配はいらない」と伝えていました。
無事に救急車が来てから私たち家族は家に帰りましたが、
この男性が「大丈夫です!」と言っていたことが気にかかりました。

私の感覚としては、その男性はご高齢であったので、
ご自身が思うようには体を使えないことや思いがけない事態が起こることも仕方のないことで、
周りが助けることは当然と感じていました。
しかしその男性としては、助けてもらうことがなにか迷惑をかけてしまっている
という認識があったのかもしれません。
この認識のズレは、今回のようなケース以外でもあるかもしれないと気付きました。

相続のことを考えるべき時期にきた家族の気持ちでも、
同じような認識のズレが発生しているかもしれません。
それまでは元気に生きていた親に少しでも体調に変化があれば、
子どもとしては心配になりますし、後手に回らないように対策を進めていきたいと思います。
しかし、親からすると子どもには心配をかけたくないとして、
少しのことであれば、伝えないでおこうという気持ちもあるかもしれません。
それでも親が子に対して気遣う気持ちと、子が親を心配する気持ちがすれ違ってしまうと、
親からすると「もっと素直に子ども(周り)に甘えておけばよかった」、
子どもからすると「もっとお節介くらいに親と関わるべきだった」
と後悔する未来になってしまうかもしれません。

特に、自身が独立して親御さんと離れて暮らしている方は注意すべきことかもしれません。
今までは何も言ってきていないから大丈夫だろうなと感じている家族のことでも、
実は心配をかけたくないという思いから伝えていないことがあるかもしれません。
親御さんとのやり取りのなかで、なにかいつもと違うなと感じたことがある時は、
少し勇気を出してその場で聞いてみてはいかがでしょうか。

(執筆者:ササキ 章)

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