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お祝い金は日本ならでは⁈ 海外事情と、贈るとき、頂くとき時に注意するポイントとは?
3月になり、進学や新生活を迎える方へ、お祝い金を贈ろうと考えている方や
頂く予定がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子供の成長や、家族の新生活の節目を、ともにお祝いし
子育て世代にとっては、なにかと出費の増えるこの時期。
祖父母や親族からのお祝い金は本当にありがたいものです。
日本では、用途にあわせたご祝儀袋にお金を包んで贈るという風習が根付いていますが、
海外からみると珍しい事のようです。
もちろん、日本以外でもお祝い金を贈ることはあるようですが、
簡易的な封筒に入れて渡す場合や、あらかじめ用意されたリストから、
相手が欲しい品物を選んで贈ることが主流の国もあるようです。
日本では原則として、贈与により財産を取得すると、贈与税がかかりますが、
財産の性質や贈与の目的などからみて、贈与税がかからないものもあります。
今回のテーマである【お祝い金】については、
『生活費や教育費として必要な都度、直接これらに充てるためのもの』と
とらえられており、通常であれば、贈与税はかからないことになっています。
また、近年では、進路により入学費用等も高額になるケースもあり、
まとまった金額を贈るという場合もあるかもしれませんが、入学金や授業料をその都度負担しても、
それは扶養義務の範囲という考えから、非課税となります。
もし、高額な金額を贈る、頂くことを予定している場合には
「住宅資金」「教育資金」「結婚・子育て資金」の贈与の特例というものがあります。
これらを上手に活用することで税負担の軽減が期待できます。
ただし、手続きが複雑なため、ご利用をお考えの際には、専門家へご相談されることを
おすすめいたします。
高額な贈与をお考えの場合には、ご家族の皆様で話し合いの場を持たれることで
将来の円満な相続に繋がることにもなるのではないでしょうか。
(執筆者:中野 樹里)
千駄ヶ谷、北参道、代々木の
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