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相続税申告をするまでの期間は10か月。長い?短い?
コラムをお読みの皆さま、はじめまして。西村梨奈と申します。
今年の4月より㈱日本相続支援総研に入社しました。よろしくお願いします。
さて、今回のテーマに挙げた、『相続税申告をするまでの期間は10ヶ月』。
皆さんは長いと感じますか?それとも短いと感じますか?
私は、申告するまでに10ヵ月と知ったとき、「意外と時間があるものだな。」という感覚でしたが、
業務に携わる中で、決して長くはないことに気付きました。
まず、死亡届から始まり、相続税申告に向けて、相続財産の棚卸や、それに伴う必要な書類など、
様々な手続きがある中で、相続税申告とは別に、生前に関わった方へ訃報の連絡、葬儀の手配、
名義変更など同時進行していくことになりますから、
感情の折り合いも付かないまま、時間が過ぎていきます。
私の結論としては、10ヶ月の期間は、『短い』です。
入社して、まだ間もない期間でありながらも、そう感じています。
ただし、私が『短い』と定義するのは、特に相続の対策をしていない方です。
実際に携わった中で、特に対策が必要と思うのは、遺産分割です。
「誰がどの財産を引継ぐのか」などで揉める場合が多く、
時間もかなりかかることの方が、傾向として多くあります。
相続は、いつ、どなたでも、訪れるものであるのに対し、
相続人として経験することがないと中々知ることができません。
しかし、知っているのと知らないのでは行動の仕方と心の持ち様も変わってきます。
対策として、遺言書の作成はもちろんありますが、
そのほかにも、皆様の抱えているご不安や、問題の答えを導き出し、
一緒に考えていけたらなと思います。
「円満な相続を少しでも多くの皆さまにご提供する」という目標を心に、
皆様と同じ目線に立ち、寄り添い、相談しやすさNO.1を目指して、日々精進していきます。
これからどうぞよろしくお願いします。
(執筆者:西村 梨奈)