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実は税理士は相続に詳しくない!?
相続に関する相談をしたいと思ったとき、皆さんは誰に相談をしますか?
「相続と言えば相続税。相続税に関する仕事をしている税理士が一番相続に詳しいだろう。」このように考えて、まずは税理士に相談をするという方はとても多いと思います。
しかし、税理士の仕事の中で、相続税申告書の作成は臨時的な仕事の位置づけになります。日常的に相続税に関する仕事をしている税理士は、実はとても少数です。
多くの税理士は、顧問先の会社の経理のお手伝いや監査、決算に関する仕事をしていますので、相続税申告に携わるのは、平均して1年間に1件あるかないかが実情です。
もし、税理士に相続に関する相談をしようとお考えの場合には、
その税理士がこれまで行った相続税の申告件数の実績を聞くなどして、
相続に慣れているか確認することをお勧めします。
年間に10件以上の相続税申告を行っている税理士であれば、相続に関する相談相手として問題ないでしょう。
税理士にも、それぞれに得意分野があります。
医者と同じように考えていただければ分かりやすいと思います。
内科にかかるべきなのに、外科にはいきませんよね。
相続に関する相談は、相続の実績が豊富な税理士にするようにしましょう。
(執筆者:代表取締役 島根 猛)